毎年恒例の干支絵馬の奉納です。今年は庚子(かのえね)年という事で、テーマは「内はほらほら、外はすぶすぶ。」でございます。何の呪文?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは古事記にある神話での鼠さんの言葉でございます。出雲大社が有名な大国主命(おおくにぬしのみこと)が根の国(黄泉と地上の間にあると考えられている)を訪問され、そこでスセリ姫に出会い求婚するのですが、お父さんであるスサノオの命に婿として相応しいかと様々な試練を与えられます。最後には、鳴り鏑(なりかぶら)という矢を野原に射入れて、それを取りに行かせておいて火を放ち、野焼きにしてしまうというえげつない試練が課せられます。迫り来る炎に包まれて絶体絶命!という時にいつの間にか出て来た鼠がこう聞かせ、大国主命を助けたのでした。つまりこの呪文の様な言葉は、「内部はうつろで、外部はすぼんでいる。」といったような意味になります。それを聞いた大国主命は地面を強く踏み抜いて崩れ落ちた穴に身を隠し、炎が通り過ぎるまで隠れる事が出来たのです。そしてさらに、鼠の子供が見つけて遊んでいた鳴り鏑もGetし、見事この試練を乗り越えてみせるのでした。この時の様子を絵馬に描いたものです。

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干支張り子の完成です。今回の張り子さんは光ります。あんどん風と言うのか、ランタン風と言うのか、年越しまでの残り時間と制作状況を考慮すると結果的にこうなりました。これはこれで、新しい試みとして面白いと思います。1/2現在、境内の風景にも徐々に馴染んできております。初詣の皆さまにも好評で、記念撮影をされる方、手を合わせてお参りされる方。様々でございます。お参りがあるということは、拝祈の対象と成り得ているという事でございます。祈りが込められるとそれはただの物ではなくなり、神域の霊気を帯びる事で段々と“そういうもの”になって行くのであります。様々な人の想いと願いを乗せて、この1年間お世話になります。

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先日、取ってきておいた竹をひご状にし、結束バンドで骨組みを作って行きます。設計図などはありません!やりながら感覚で決めて行きます。図工の成績は並でした。よって毎年、結構な手作り感満載の張り子が出来上がります。しかしながら、この手造り感が意外と「愛嬌があって、今回はどんなのになるのか毎年楽しみにしている。」と声を掛けて下さる方もおられますし、日課でお参りに来られる方の中には、欠かさず手を合わせて行かれる方もおられます。完成までの手間や労力を考えると必ずしも無ければならないというものではないのですが、ご期待下さる以上やめるわけにはいきません。さて、今回は子年。どんなねずみの張り子が出来上がるのでしょう。こうご期待!!

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今このブログを更新しているのは、令和2年1月1日の午後9時前です。既に年が明けておりますが、ようやく落ち着いたのが今という事なので、年末から溜まっていたネタをまとめて更新してやろうという訳です。で、これは年末準備のしめ縄の掛け替え作業。大晦日までにはまだ一週間以上もあったので、まだ若干余裕が見えます。しかしこの後4~5日経った頃にはかなり焦り出し、「まだまだやる事があるのに! あぁ、5日くらい前に戻ってもっと頑張ってやっておけばよかった・・・」などと後悔し、毎年「来年はもっと早くから計画的に頑張ってやろう!」と決意するも、また今年も叶わなかった。というような時期でございます。そして今年も、懲りもせずにこのブログを綴りながら、結局毎回同じような事になるのだろうと薄々感じつつも、こう思うのであります。「よしっ!今年こそはもっと早くから計画をしっかりと立てて、余裕を持って新年を迎えられるように頑張るぞー!」

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先日に続いての力仕事。兼務社の参道から隣接する民家の屋根にかかっていた御神木の伐採作業の様子でございます。中には1人、その道のプロも含まれておりますので本格的です。この日の一番の大物を無事に切り倒して、良い表情でバナナを食しておりますね。神社や境内、そして近隣の建物を守る為にこの様に人の手を入れてやむをえず御神木を伐採する事もございます。長年、鎮守の杜をお守り頂いた事に感謝を込めて作業をさせて頂きました。

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