夜の帳に隠れ、月の明かりに戯れつつ・・・

「今宵、物の怪共が、夜の帳(とばり)に隠れ、月の明かりに戯(たわむ)れつつ“狐の嫁入り”なる催事(もよおしごと)を仕え奉らむと、宮の大前に集(うごな)いて・・・」 物の怪たちが、日の暮れとともに、境内へと集結します。『絵金‐えきん』こと町絵師の弘瀬金蔵(ひろせきんぞう)大人命の命日にあわせて、地元の商店街組合が主体となって毎年執り行わるのが、絵金生誕祭でございます。絵金の遺した数々の屏風絵は、オドロオドロしい“血生臭さ”が特徴的でございますが、それにちなんでという事でしょうか、狐や妖怪、おばけ等の物の怪に扮した参列者が高知八幡宮の境内に集まり、『狐の嫁入り』神事を執り行います。独特な雰囲気の祭事でございまして、なかなかの人数のベテランカメラマンが大勢でいらっしゃいます。思い描いた様なベストショットは撮れたのでしょうか。

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