『神主の体験』その⑤ ~ 診断書と実証実験 ~

 

神社から一番近くの総合病院を訪ねるも「受入停止中」の張り紙が・・・

折しも、県下にコロナクラスターの嵐が巻き起こっていた時期であり、現在は一切の受診が出来ないとの事。

 

 

代わりに受け入れを行っている別の病院に電話をして、予約を取ってから行くようにと病院のリストが書かれた紙を渡され、近場から順に電話をして3つ目の病院でようやく受診できる事に。

待機所に停まっていたタクシーに乗り込み、少し離れた病院へ。

病院の待合室では幾つかのテレビ画面から、終盤を迎えた冬季オリンピックの中継が流されていました。

外科の診察室へと呼ばれ、事故の状況などどのようにして体に衝撃を受けたのかといった簡単な質問と、首や腕などを曲げたり伸ばしたり、そしてそのままレントゲン写真を数枚撮って、ひと通りの診察が終わります。

ひとまずは、人身事故へと切り替えてもらうための「診断書」が出来上がりました。

 

この診断書を持って、即日にでも警察署へ出向いて提出する事も出来ますが、保険会社の担当者と相談し、ここはもう少し相手側の出方を様子見する事となりました。

 

それから2日後、この日も神社から柴巻までの途中にある別の部落ではありますが、同じく「家祈祷」の神事が午前中からありました。

行きも帰りも、事故にあった日とまったく同じルートを通ります。

そこで私は「実証実験」を行ってみようと思い付き、帰り道に車のフロントへ固定したスマホで動画を録画する事にしました。

結果は、案の定「こちらの信号が青。」

 

 

そして、いったん神社に帰った後に、事故で建物の柱を損傷した食堂へ改めてお見舞いへとお伺いし、そのついでに今度は相手側の証言通りの走行ルートでも「実証実験」を試みました。

結果は、こちらも案の定「信号は赤。」

 

 

その後、たぶん両方のルートをあわせて10回ぐらいは走行したでしょうか。

どう考えてもこちら側が青で、相手側が赤。

この「実証実験」の動画を、担当して頂いている保険の方へと送信し、相手の方の保険の担当者を通して、この結果を伝えて頂くようお願いをしました。

そしてまた、ずっと疑問に思っていた「なぜ、最初は“すみません”と謝っていたのを途中から証言を変えたのか?」という点も相手側に確認してもらえるようお願いをしました。

 

何度となく自分の走行ルート、そして相手側の走行ルートを走っているうち、ある真実にふと気付くのですが、嘘をついている人とそうでない人の見分け方。

【真相を明らかにしようと、あらゆる努力を積極的に行う】人が正直者で、

【真実が明らかになると困るので、消極的で何も行動を起こさない】人が嘘つきである可能性がかなり高い。という事です。

1つの嘘は、その嘘を正当化するために、雪だるま式に嘘が重ねられて行きます。

今回の件も例に漏れずそのようになって行くのですが、今思えば相手の方はいったいどのような心境で日々をお過ごしになっていたのでしょうか。

自分の行動に苛まれ、夜もまともに眠れていなかったのではないかと察します。

 

『神主の体験』その⑥ ~ 嘘も積もれば咎となる ~ へと続きます・・・

 

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